牛久の秋の風物詩・落花生ぼっち

 

牛久の秋の風物詩、「落花生ぼっち」がにょきにょきと立ち始めました。落花生産地特有の秋の風物詩。女化一帯はぼっちでいっぱいです。ぼっちにするのは、美味しい落花生をつくる秘訣だったのです。落花生は畑から掘っただけでは水分量も多く、煎り豆にすることはできません。そのため、掘ったあと畑で約1カ月程度、ぼっちにしてじっくり乾燥させてから加工されます。掘りとった直後の落花生には40〜50%の水分が含まれているので、まずは畑にひっくり返して7〜10日程度予備乾燥します。ある程度乾いたら、いよいよぼっち積み。豆をなかにして円筒状に積み上げていき、最後に笠をかぶせれば、ぼっちの出来上がりです。野積みされた落花生は、この状態で約1か月ゆっくり北風だけで乾燥させると、落花生の実に含まれるデンプンが糖分に変化し、うまさが凝縮され甘みとコクが増していくのです。

| 15:39 | 投稿者 : ushiku |
日本の原風景・小田掛け

 

牛久の稲刈りがほぼ終わりました。今年の秋は台風や雨が多く、農作物にとっては決して有り難い気候ではなかったような気がします。今年は美味しいお米が出来たのかどうかは分かりませんが、猛暑の後、大きな台風が連続して上陸。その前に稲刈りが終わったことは本当にお目出度いと申し上げたいと思います。最近の稲刈りは、コンバインと言う、大きなマンモスのようなマシンで、あっという間に刈り取ってしまいます。ところが、機械化に頼らず、稲穂を刈り取って天日に乾燥する「小田掛け」は、本当に美味しいお米を作る秘策となっています。でも、人手不足、高齢化という大きな課題の前には、何れも実現は不可能でしょう。

| 20:08 | 投稿者 : ushiku |
秋の七草が見頃

 

厳しかった今年の夏、それも今日から秋へ突入したような爽やかな一日になりました。そして、野山に咲く秋の七草の季節になりました。秋の野に咲く代表的な花を数え上げた秋の七草。万葉の時代から、現代に至るまで幾人もの人が、様々な秋の七草を数え上げてきましたが、万葉集(第八巻)に詠まれた山上憶良のこの七草を越えるものは現れなかったように思われます。

「秋の野に咲きたる花を指折り(およびおり)かき数ふれば七草の花。萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌(がお)の花」これが秋の七草です。オバナはススキのこと.朝貌(がお)の花とはキキョウのことです.

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものです。そのため、7種一緒に何かの祭祀などに使用されることはありません。秋の七草の特徴は見て楽しめるだけではなく、薬用など実用的な草花として昔の日本人に親しまれたものが選ばれていることです。

| 14:12 | 投稿者 : ushiku |
コンバインが唸りを上げる里地

 

今日は二百二十日です。雑節の一つで立春から数えて220日目です。二百十日(9月1日)とともに、農家では、天候が崩れやすい厄日とされてきました。実際、昭和40年(1965)の今日、台風23号の進路にあたった高知県の室戸岬で、日本最大の風速記録である、毎秒69.8mを観測しています。また、最大瞬間風速77.1m/sも史上5位という大きな台風でした。温暖化の進むこの時期、この記録を破る台風がやって来るかもしれません。牛久の水田は、猛暑による影響でしょうか、例年よりも早く7月中旬に出穂を迎え、8月中旬には実入りの揃った稲穂が重い首を垂れていました。稲刈りが今か今かと待っていましたが、今年は例年よりも遅い感じがしましたが、ここ数日やっと稲刈りが始まりました。

| 17:24 | 投稿者 : ushiku |
台風21号が心配・刈り入れ前の稲

 

黄金色に染まった田んぼ。まん丸と太った稲穂が刈り取りを待っています。今年の茨城県は台風が少ないため稲の倒伏が少なく感じます。一度台風が来ると雨と風で倒伏し、大雨によって水に浸かったままですと、稲籾から芽が出てしまうのですが、今年は何処もしっかりと立っています。今年は例年よりも出穂が早く、刈り入れも早いのかと思っていましたが、刈り入れは例年通りになるのでしょうか。台風21号が発生、日本列島に向かっています。一日も早く刈り取りをした方がと人ごとながら心配になります。

| 18:19 | 投稿者 : ushiku |
番外編・江戸時代にタイムスリップ

 

体験博物館「千葉県立房総のむら」にある、「安房の農家」です。牛久にもこんな懐かしい農家が沢山あった事でしょう。この農家は、江戸時代後期に建てられた南房総市増間(旧安房郡三芳村)の平野家をモデルとして伝統的な工法で再現しています。敷地は1,120屐⊆膕亜η肋屋・灰小屋の3棟で構成されています。主屋は、安房地方にみられる別棟造り(分棟型)と呼ばれる造りをしています。各建物の内部からは、「梁」「棟木」「母屋」や竹を縦横に組んで茅屋根を受け止める「小屋組」などを見ることができます。現代社会になれた者にとって、古き良き時代を彷彿とする光景で、長い時の流れを感じました。

| 21:42 | 投稿者 : ushiku |
漆黒の闇の中に咲くレースの様な花

 

誰にも気づかれずに、漆黒の闇の中に咲く「カラスウリの花」です。夜の帳が降りる頃に咲きだします。[カラスウリ]とは(烏瓜)と書き、つる性の多年草で、繁殖力が強く巻きひげが出て他のウリ科植物のように、周囲のものに絡みながら成長します。葉は心円形で、縁が浅く3〜5裂しており、全体に毛が生えてざらざらしています。雌雄異株です。夏の夜に咲く、レースを広げたような花は一見の価値があります。夕闇が迫ると急速に開花し、翌朝にはほとんどしぼんでしまいますので人目にはつきにくい花です。果実は長さ5〜7センチの細長い卵形で、小さなスイカのような形をしています。そして、秋も深まると朱色となり、カラスウリの一年が終わります。今が最後の見頃になります。

| 20:16 | 投稿者 : ushiku |
錦秋・水稲を落等にしない努力

 

牛久ではそろそろ稲刈りが始まりますが、7月末から茨城県で「斑点米カメムシ」の注意報が出ています。先日のヘリによる薬剤散布もこの害虫の防除だったのかもしれません。斑点米カメムシにより、吸汁加害されて変色した着色粒の混入。混入率が0.1%超で二等米、0.3%超で三等米、0.7%超で等外米に格付けされてしまいます。また、乳熟期前に斑点米カメムシによって吸汁加害されると、未熟米となって、米粒の充実度を損なってしまい、これも落等(規格外)の大きな要因となってしまいます。一等米にするためには大変な管理と努力が必要です。

| 16:55 | 投稿者 : ushiku |
出穂後、最後の消毒

 

今年は高温が続いたのでしょうか? 稲の出穂も早く早場米では既に稲刈りが行われています。牛久でも、稲刈りが近づきましたが、ヘリコプターが水田の上をゆっくり旋回しながら、消毒が行われました。ほんの数分間のフライトでした。ヘリコプターの大きさは、軽トラックに積める大きさでした。昔の人は全て人力でしたから大変だった事でしょう。今年も豊作でしょうか。台風が来ないうちに稲刈りが終わることを祈ります。

| 05:04 | 投稿者 : ushiku |
蝉の「生」への執念、空蝉

 

市内の公園や、雑木林に足を踏み入れると、木の幹や葉にセミの抜け殻を見ることができます。セミの抜け殻を「空蝉」(うつせみ)とか、「枯蝉」(こせん)とも言います。蝉の幼虫は種類によって違いますが、10年近くもの間、土の中で、世にでる準備をしています。成長した幼虫は木に登り、背中ががわれて硬い殻を脱ぎ、湿っていた翅を伸ばしてやがて空を飛びます。抜け殻はしっかりと樹皮や木の葉を掴んだままの姿を見ると、蝉の「生」への執念を感じさせますね。古くから、「うつせみ」とは、空しく儚いことの例えに使われてきました。

| 21:51 | 投稿者 : ushiku |