木枯らし一号が吹かなくても霜柱は一級

 

一週間ぶりに晴れ間がやってきました。でも気温は大きく下がりました。早朝の気温は摂氏1度、冬本番です。木枯らし一号の吹き出しはないのですが、今朝の冷え込みで大きな霜が出現しました。いよいよ本格的な冬に突入です。晩秋から初冬にかけて木々の枝葉を裸ん坊にするのは「凩」(こがらし)の仕業です。その頃になると吐く息も「白息」。冬の季節風の中でも真っ先に吹く北風(風速8m/s)を「木枯らし1号」と数字が付きます。かつては、落ち葉を誘う風を指していた「木枯らし」ですが、現在では、冬の間に寒林を鳴らす凄まじい強風のことを「凩」と呼びます。今年の木枯らしは、大阪は11月4日に吹きましたが、東京は吹いていません。異常気象は留まることを知りません。

 

| 19:24 | 投稿者 : ushiku |
枯れ色の森

 

昨日の暖かさから一転、今日の寒さは本格的です。この時期に気付いてみれば晩秋を飾った紅葉も、初冬に入り、木枯らしや時雨を受けて、はらはらと散り出しています。寒さの中、枯れ色が増す中で、散り遅れて枝に残る紅葉を「冬紅葉」といいます。風に舞い、雨や霜に濡れる紅葉の葉はいっそう華やかさを増し、風情があります。枯れが深まる景色の中で、枝に僅かに残る冬紅葉はたいそう美しく、彩りが際立って目に飛び込んできます。と同時に、去りゆく秋を惜しむ気持ちが侘しさとなって、静かに眺める時間も愛おしくなります。

| 17:23 | 投稿者 : ushiku |
大根引き(だいこひき)の季節

 

時ならぬ大雨を記録しました。昨日までの総雨量1300mm(観測史上1位)を記録したのは茨城県鹿嶋市でした。今日も台風27号崩れの低気圧で、九州と関東ではぐづつき気味でした。

この時期に、こんな言葉があります。「大根引大根で道を教えけり」(小林一茶)  、「大根引」とは「だいこひき」と呼びます。これは、大根の収穫のことを指し、晩秋から初冬の小春日和の暖かい日に行います。両手で葉を掴んで畑から引き抜く様子から「大根をひく」と言います。もともと「おおね」の音読みでしたが、語呂がいいので「だいこ」と読んだそうです。かつては、家族総出で行った大根引。農家の庭先に積み上げられた土の付いた白い大きな根を丁寧に洗う様子は、冬の風物詩でした。

| 19:05 | 投稿者 : ushiku |
穏やかな日の出の情景

 

長閑な里山の景観です。大豆を収穫中の機械の背景から朝日が昇ってきます。6時21分、日の出は6時11分(17日撮影)ですから、日の出から10分後の穏やかな日の出の情景です。今年は、東京で木枯らし1号が吹いていません。樹木の葉を落とし、枯れ木のようにしてしまうことから「木枯らし」。気圧配置が西高東低の冬型になると吹き始めます。「凩」とも書き、この字は日本でつくられた国字です。気象庁による木枯らしの定義は、「10月後半から11月までの期間、最大風速が毎秒8m以上の北風」とされています。そして、その年の最初に吹く木枯らしが「木枯らし1号」とされます。東京と大阪(11月4日済)の二ヶ所で発表されますが、温暖化の影響でしょうか、穏やかな小春日和が続いています。

| 18:55 | 投稿者 : ushiku |
令和元年の初霜

 

爆弾低気圧は北国に大雪をもたらして去り、今日は小春日和が復活しましたが、季節はしっかりと冬に向かっています。「朝寒」「夜寒」はしっかりとコートを着ないまでも、上着を一枚厚くしたくらいの寒さ、「そぞろ寒」は、暦通り、そろそろ寒くなってきたことを実感する寒さ、「漸寒」(ややさむ)は、いよいよ冬の寒さが厳しくなる予感がする寒さ。漸の字には「ようやく」とか「しだいに」の意味があります。北国では、既に冬の装い、紅葉前線はスピードを上げて南下を続けています。今日は、オホーツク海に居座る低気圧の影響で、寒気が列島に吹き込み、牛久は今年最低気温を記録し、初霜が降りました。

| 19:32 | 投稿者 : ushiku |
「望み葉」の季節が到来

 

立冬が過ぎると、本格的な冬がやってきました。北海道では雪の便りが届き、近畿地方では木枯らし1号(11月4日)が吹きました。この時期は、植物も冬眠に入る時期で、全ての葉を落とします。落ち葉を踏んだ時、太陽を吸い込んだ匂いがします。手で触れた感触、風に舞う音も心地よいものです。樹下に積まれた葉をかき分けると柔らかな土がこぼれます。スプーン一杯の土には約50億のバクテリア、2000万の放線菌、100万の原生動物、20万の菌類、藻類が存在すると言われています。土の中の生き物は枯れ葉を食べて、肥料をこしらえる役割があります。枯れ葉は春を彩るために土を肥やし、再生のために旅立つ「望み葉」なのです。来週は関東地方でも「木枯らし一号」が吹きそうです。

| 19:13 | 投稿者 : ushiku |
実りの秋の代表格・柿の木

 

昨日はまさに「初時雨」に相応しい雨の一日でした。今日は大陸からの移動性高気圧に覆われ秋空が広がりました。この時期、目立つのは「柿の木」です。葉を落とした枝にたわわに実る柿は、「実りの秋」の言葉に相応しい光景です。「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」は俳諧正岡子規の代表的な俳句です。たったの十七文字で季節と情景が浮かんでくるのは日本人特有の感覚ではないでしょうか。そして、柿の味が口の中に浮かび、鐘の音が聞こえてくるような感覚になるのは日本人の証明なのかもしれません。

| 16:59 | 投稿者 : ushiku |
初時雨に震える落花生ぼっち

 

初時雨に震える「落花生ぼっち」。今日の日本列島は複数の低気圧に覆われるため、お天気は冷たい雨の一日になりました。昨夕の美しい夕焼けの天気俚諺「夕焼けは晴れ」が外れました。この時期、晩秋から初冬にかけて、一時的に降ったり止んだりする最初の雨を「初時雨」(はつしぐれ)と言います。いよいよ冬が来るという感慨がこの季節には込められています。「時雨る」(しぐれる)と動詞形で使われることもあります。 うしろすがたのしぐれてゆくか」(種田山頭火)   

| 16:03 | 投稿者 : ushiku |
法律で「里道」を何て読ませている?

 

里山の中に続く「里道(さとみち)」。この道ができる前は「獣道」だったかもしれません。この道は道路としてどのような位置づけになっているのでしょうか? ここで改めて、里道って何て読みますか?「さとみち」とか「りどう」と読み方はいくつかあります。法律上は、「りどう」と読ませます。里道(りどう)とは道路法の適用のない法定外公共物である道路であり、公図(法務局が管理する土地の台帳)上では、赤線で書かれているので”赤線”とか”赤道”とか言われています。これらの道は遥か昔、獣道として動物が往来する道であったはずです。その獣道を人間が利用するようになって、里地での重要な「里道(さとみち)」になりました。簡単に言えば、里山の里道(さとみち)も田んぼの間のあぜ道も誰の所有物でもなく、そのまま、太くなって道路になったものもあります。そして時代は遡り、現代では道路法で「里道(りどう)」と読ませています。

| 18:17 | 投稿者 : ushiku |
二番穂の錦秋

 

秋に刈り取りの終わった稲の切り株から出てくる稲穂を「二番穂」と呼び、秋に温暖な天候に恵まれれば再び稲穂を実らせ、 そのお米を食べることもできるそうで、味や食感は劣りますが昔はそれが庶民の大切な食料になっていたとのことです。稲は栽培品種としては1シーズンで刈り取ってしまうため、春に芽を出し秋に枯れる 一年生植物のように思われますが、もともとは熱帯地方で何年も枯れずに生きる多年生の植物であるため、 刈り取られてもまた株から芽が出て再び成長を始める性質があるそうです。

| 21:06 | 投稿者 : ushiku |