カエデ紅葉は平安時代につくられた人工林

 

里山が黄葉の季節を迎えました。里山というと、雑木林(平地林)ですが、植生はクヌギ、コナラ、ケヤキなどの他、先駆植物の、アカメガシワ、ヌルデなどが見られます。紅葉とは、「カエデ」をイメージしますが、万葉集で「こうよう」は「黄葉」と書いていました。「紅葉」はカエデやウルシの仲間だけで、「黄葉」はイチョウを代表格に多くの落葉樹、クヌギ、コナラ、ケヤキ等々が黄色です。平安の人は、モミジに「紅葉」という漢字をあて、なおかつ「揉み出す」という意味の「モミジ」という呼称を与えました。現在も紅葉の名所は限られていて、平安時代以降大規模に楓紅葉を中心に庭園が造られ、人が思う秋の風情を作り上げるための、千年を越える努力によるものだからです。紅葉は人工的で、黄葉は自然そのものなのです。

| 18:46 | 投稿者 : ushiku |