新緑から万緑へ

 

春になると木々の芽が芽吹いて現れる「新緑」、この緑には驚かされるほどの多くの色合いがあります。この時期の樹木の緑の美しさには筆舌に期しがたいものがあります。「新緑」は初夏の未だ芽生えたばかりの新しい若葉の瑞々しい淡い緑ですが、この時期の季語を「新緑」と言い、明るい緑を「萌黄色」とも呼びます。その後、この緑は少しずつ変化を始めます。日ごとに濃さを増し、森全体が濃い緑に変わります。一面が草木の緑で満たされているような風景は、私たちを癒してくれます。そのような濃い緑一色の世界を表現する言葉に「万緑」があり、季語として数多くの俳句作品に詠みこまれてきました。この時期の森はフィトンチッドが充満し、森林浴には持って来いの季節となります。

| 20:34 | 投稿者 : ushiku |