美しい谷津田の景観

 

牛久は稲敷台地の南端に位置するため、低地から侵食された谷津(谷戸)が台地に入り込んでいます。牛久の谷津は陥没低地と言われる牛久沼と標高はほぼ同じです。この地形ですから、6000年前の縄文海進(地球は暑く、大陸の氷床が溶けて海面が上昇)では、海水が谷津の奥まで侵入していました。谷津の一番奥を「谷津頭(やつがしら)と言いますが、その最奥部の台地上には古代人の住居がたくさん作られていました。谷津頭には海の幸が豊富で、古代人はこぞって住まいを作ったのでしょう。特に古い時代の遺跡として、田宮西近隣公園(調整池:田宮町)の台地上、県道野田牛久線では35,000年前の旧石器時代の遺跡が見つかりました。谷津田は、隣接する林地と合わせ、多様な種の植物の生育、昆虫や小動物の生息に適した環境であり、豊かな生態系が形成されていますが、農作業の担い手不足、高齢化などにより荒廃し原野化したところも増えています。後世に残したい貴重な自然です。(写真は城中町の特養元気館前の谷津田)

| 17:44 | 投稿者 : ushiku |