テングス病に侵された真竹林

 

稲荷川の中流域にこんな酷い景観が広がっています。真竹が「真竹テングス病」に罹患した酷い状況です。かつて、マダケやハチクは竹材・タケノコ生産に不可欠でした。当時、テングス病の発生が問題になっていたようですが、適切な管理された竹林では、罹病竹が間引かれるなどして、被害はある程度まで抑えられていました。しかし、近年、竹材製品やタケノコは石油製品や安い輸入品に置き換わったため、竹林はあまり活用されなくなりました。こうした社会情勢の変化(管理する方の少子高齢化も含む)によって、竹林が放置され本病が蔓延したと考えられます。この病気は胞子によって蔓延するものですから、蔓延速度は大変なもので、これに冒されると枝は短期間に徒長し始め、 あっという間に枝が房状に異常繁殖して葉が無くなってしまうという恐ろしい病気なのです。このテングス病は、その病状から一般に「つるじねんこ病」(蔓自然枯病)ともいわれ、昔からあったのですが、 近年、これが全国的に蔓延してきて、まさに手が付けられない状態にまでなっています。

 

 

| 19:54 | 投稿者 : ushiku |