古(いにしえ)の時代にタイムスリップ

 

市内某所の古民家にお招きいただきました。平屋の古民家ですが、県内某所から移築したそうです。元は豪商の邸だったとか。招かれましたこの部屋は、時々伝統に沿った茶会が行われているそうです。金色の屏風には、聖徳太子第十条が書かれていました。第十条とは、「こころいかりをたちおもていかりをすてひとのたがふをおこらざれ……。」

訳文「心に憤りを抱いたり、それを顔に表したりすることをやめ、人が自分と違ったことをしても、それを怒らないようにせよ。人の心はさまざまでお互いに相譲れないものをもっている。相手がよいと思うことを自分はよくないと思ったり、自分がよいことだと思っても相手がそれをよくないと思うことがあるものだ。自分が聖人で相手が愚人だと決まっているわけではない。ともに凡夫なのだ。是非の理をだれが定めることができよう。お互いに賢人でもあり、愚人でもあるのは、端のない鐶(リング)のようなものだ。それゆえ、相手が怒ったら、むしろ自分が過失を犯しているのではないかと反省せよ。自分ひとりが、そのほうが正しいと思っても、衆人の意見を尊重し、その行うところに従うがよい。」と訳されるそうです。この屏風が何時の時代のものか分かりませんが、まるでタイムスリップしたような気分になりました。松戸市の徳川昭武邸や常総市の坂野家住宅に匹敵するような豪華なお屋敷でした。

| 16:36 | 投稿者 : ushiku |