細長〜い放射霧

 

午前6時の稲荷川です。今朝も薄っすらと霜が降りていましたが、陽が昇ると気温も徐々に上がっていきました。川面にまるで煙がたなびくように川霧が細く立ち込めていました。川全体ではなく左岸だけです。これは放射冷却によって発生した川霧(放射霧)です。放射冷却とは、特に天気予報では、地面の熱が放射によって奪われ、気温が下がることを指します。昼間は、太陽の熱で地面は温められますが、一方、夜間は太陽が出ておらず、昼間に地面が太陽から受け取った熱は、放射によって宇宙へ戻っていきます。その際、地面とともに周りの空気も冷やされ、気温が下がります。特に晴れた夜は、熱の放射を遮るものがないため、放射冷却が進みます。しかし、曇った夜は、放射された熱が雲によって遮られるため、宇宙まで戻りにくくなります。風が弱く、よく晴れた夜間には放射冷却によって、地表付近の空気が冷やされ、空気中の水蒸気が凝結し、霧が出現することがあります。この放射冷却によりできる霧は放射霧と呼ばれています。

| 17:23 | 投稿者 : ushiku |