地表面を彷徨う地霧

 

早いものですね。今日から「弥生」。二十四節気「雨水」の七十二項(末候)「草木萌動」(そうもくめばえいずる)です。みずみずしく草や木が芽生えるころ。草の芽が萌え出る「草萌え」の季節です。もうここまで来ると、本格的な春です。大地が潤い、山野が霞み、草や樹木が芽吹き始める頃を「木の芽時」(このめどき)といいます。この時期に冷え込めば、「木の芽冷え」。晴天は「木の芽晴」。雨が降ると「木の芽雨」。この時期、人々は新芽を通して天気を感じていました。みずみずしい新芽の輝きは、花にも劣らない華やかさを人々は感じていましたのでしょう。今朝は珍しく霧の朝になりました。放射冷却によって、地霧が発生しました。地霧とは、地表面すれすれの霧で、霧の上は逆転層になっていて、逆転層と地表の間に封じ込められた霧が行き場がなく地表面を彷徨っていました。この霧も朝日が当たると間もなく消えていきました。

| 17:40 | 投稿者 : ushiku |