今や静かに流れる乙戸川

 

乙戸川は乙戸沼を水源として牛久の島田町先で小野川に合流する延長15キロメートルの一級河川です。かつて乙戸沼は水量が多く、付近は湿地帯だったため水害が多発していました。小さな川ですが、しばしば氾濫する荒れ川(今の乙戸川)が流れる地域の先の方(沖)という意味から地名が荒川沖となったようです。今の阿見町本郷区に集落があり、江戸初期に水戸道中(街道)が水害の多い地域を避けて整備されたことから、一部の人が街道沿いに移り住み、荒川沖として宿場に発展しました。乙戸川は小野川に注いでいますが、小野川はつくば市の洞峰公園の洞峰沼と同つくば市小野崎を水源として牛久市を西から東に流れ、稲敷市の古渡から霞ヶ浦に流入する一級河川です。小野川は乙戸川の他、桂川も支流となっており、江戸時代には江戸に年貢米や薪炭を運ぶ水運が開け、その水運は大正時代まで続きました。

| 19:57 | 投稿者 : ushiku |