野生動物には重要な二番穂

 

立派に実っている「稲の二番穂」。脱穀すれば十分食べられるような気がします。一度刈り取りが済んだ株から出てくるイネを「二番穂」と呼び、秋に温暖な天候に恵まれれば再び稲穂を実らせ、 そのお米を食べることもできるそうで、味や食感は劣りますが昔はそれが庶民の大切な食料になっていたとのこと。お米が生産過剰気味の今日では、わざわざこの二番穂を育てて米を収穫するようなことはしませんし、 翌年春の田起こしをたやすく行うために、収穫が終わったイネの株は田んぼにすき込んでしまうことも多いそうです。 しかし、二番穂は冬を越す鳥などの野生動物にとっては貴重な食料になるとして、刈り取りの際に水田に残された 落ち穂と並んで、里山における生態学的観点からはその存在が注目されています。稲荷川周辺の水田では、この落ち穂を食べているのが、牛久沼のコブハクチョウです。

| 18:55 | 投稿者 : ushiku |