35,000年前に古代人が住み着いた田宮平谷津頭

 

秋雨に濡れる公園。ここは田宮西近隣公園です。田宮地区の雨水等を集めるために建設された調整池です。建設地に選ばれたのは、元々ここは谷津頭(谷津の最奥部)でした。ここの谷津頭は、とんでもない歴史がありました。今から35、000年前の旧石器時代から縄文、弥生、奈良、平安時代までの長期にわたる古代人の住居跡が3年前に茨城県教育財団によって解明(発掘)されました。左前方の台地上にはこれらの住居跡がもうけられ、手前の谷津頭は飲料となる湧水が豊富で、更には食料となる魚や貝などが豊富にあったことでしょう。そして、時代は6000年前になり、地球は氷河期から最も暑い温暖期に入りました。極の氷山、氷床、大陸の氷床が溶けて、海面は上昇しました。記録では5m近く上昇したといわれています。この谷津頭まで、海水が入り込んでいました。海の幸が豊富に採れるこの場所は、古代人が定住するには最高の環境だったのでしょう。このように恵まれた環境だった現田宮西近隣公園はもっと日の目を浴びてもいいような気がします。単なる調整池で終わらせないで欲しいと思います。

| 20:18 | 投稿者 : ushiku |