稲荷川に再びアオコが発生

 

稲荷川で再びアオコが発生しました。アオコ(青粉)とは、富栄養化が進んだ湖沼等において微細藻類(主に浮遊性藍藻)が大発生し水面を覆い尽くすほどになった状態、およびその藻類を指します。粒子状の藻体がただよって水面に青緑色の粉をまいたように見えることから、「青粉(あおこ)」と呼ばれるようになりました。牛久沼の水質は相変わらず好転せず、牛久沼の湖心では環境基準(5mg/l)以下となっていますが、平成30年度実績では(8.0mg/l)と基準を達成していません。牛久市域から牛久沼に流入する唯一の一級河川稲荷川については、環境基準(3mg/l)に対して、平成30年度の実績で(1.2mg/l)と基準を達成していますが、まだ不安定な状況が続いているようです。稲荷川上流域のつくば市では、農村部の下水道普及率が低く、生活雑排水の稲荷川への排出が改善されていないのでしょう。富栄養化の原因は、河川に流入する、化成肥料、農薬、家庭の生活雑排水等に含まれる窒素やリン等の栄養塩類です。栄養塩類は湖沼や海域の生態系を構成する細菌や動植物にとって必須な元素です。しかし、公共用水域への汚濁負荷物質の流入が高まり、水中の窒素・リンが必要以上に増えると、それを栄養として利用する植物プランクトンが急速に増えてきます。このような状態を富栄養化といいます。富栄養化の影響でアオコなどが異常増殖すると,水中の溶存酸素が不足し、魚類や藻類が死滅して水環境が悪化してしまいます。

| 17:38 | 投稿者 : ushiku |