飢饉に人々の命を救った彼岸花

 

今年の彼岸花の季節が終わりました。例年よりも半月ほど遅れましたが綺麗に咲いてくれました。彼岸花と言いますと、秋彼岸に合わせて咲くことで、宗教的な色彩が強く、墓地の周りに植えたり、特に縁起の悪い花と言われた時期もありました。しかし、最近では、秋の花として注目されています。埼玉県の巾着田は殊に有名です。牛久観光アヤメ園では20000株を育てています。

別名の代表は「曼珠沙華」(まんじゅしゃか・まんじゅしゃげ)は、引退した歌手の山口百恵さんが歌った曲のタイトルで有名になりました。曼殊沙華はサンスクリット語で、「天界に咲く花」という意味で、『おめでたい事が起こる前兆として、天上から赤い花が降ってくる』という仏教の経典からきています。サンスクリット語では「manjusaka」(まんじゅしゃか)と書きます。彼岸花の別名「死」を連想する由来としては、お彼岸シーズンに咲くことや、墓地などにも植えられることが多いので、このような名がついたと思われま「死人花」「幽霊花」「地獄花」などがあります。そして、彼岸花の別名「毒」の由来として、「毒花」「痺れ花(しびればな)」などがあります。確かに有毒植物ですが、日本では昔から「救荒植物」として大事にされました。飢饉などで食料が枯渇したとき、彼岸花の根を掘り起こし、すり下ろして、真水に長時間晒して、残ったデンプンを食用にしたようです。

| 19:19 | 投稿者 : ushiku |