忘れられた里道

 

人がつくる道路のルーツをたどれば、それが「けもの道」だといわれています。つまり、自然発生的に出来た、ヒトが踏み固めることでできるルートがヒトの作った「けもの道」であり、それに手を加えられて歩きやすく幅広く作られて路(みち)となり、さらに改良されて道路となりました。 太古の人間は、動物が作った獣道をたどれば、歩きやすくて獲物となる動物を見つけやすいと考え、獣道をたどって歩くようになり、やがて人間が歩くための道路が作られていったとも考えられています。これとは反対に、かつては整備された交通の往来が活発な道路(街道)が、別ルートの開拓や集落の廃村化によって人がほとんど通らなくなり、結果的に獣道化する古道や里道も存在しています。人間が歩くためだけに使う獣道は、なだらかで滑らかな場合もありますが、傾斜地では階段を区切る場合もあります。なお、人間が通ることでできた獣道は、他の動物にとっても道となり得ます。

| 17:10 | 投稿者 : ushiku |