タカサゴユリの功罪

 

町中を歩いていますと、写真のような百合を見かけませんか? 庭の中、家庭菜園、道ばた等々、何処でも見かけるようになりました。清楚なテッポウユリのような姿をしていますが、大変な問題を起こしているユリでした。名前は[タカサゴユリ](高砂百合)といいまして、大正時代後期に台湾から園芸用として持ち込まれたものが逸出して野生化したユリです。その生態は、国内固有種のテッポウユリとの交雑によって生態系に大きな問題が発生させています。タカサゴユリは、種子によって増えるため、空き地、道端、道路法面など野生化が問題になっています。環境省では、緑化資材にしない、見つけたら刈り取るか、抜き取るようにとの事ですが、広報が大きく不足しているような気がします。また、最近では、園芸用にタカサゴユリの交配種「シンテッポウユリ」というユリが作出されましたが、これも問題になっていて、環境省では、この新品種を「総合対策外来種」として、マークしています。タカサゴユリはいずれ、「特定外来生物」に指定されるかもしれません。

| 20:23 | 投稿者 : ushiku |