空蝉が目立つ季節

 

連日の猛暑には閉口します。昨日17時には全国で真夏日のところが800地点もあったそうで、日本列島は真っ赤に染まっていました。こんな暑さの中、森や林の中からは「蝉さわぎて林いよいよ静かなり」(林羅山)とありますように、蝉たちが一つにまとまった時の耳をつんざくばかりの大音響は、林の静けさをより浮きたたてます。降りそそぐ「蟬時雨」は一時の喧騒。長くは続きません。わずか一週間ほどの生涯を、賑やかに鳴き通す哀れさは、幹や病葉(わくらば)にとどめているもぬけの殻になった「空蝉」で感じることができます。厳しい暑さはもう少し続きそうです。

| 15:05 | 投稿者 : ushiku |