稲荷川の支流に見える小野川

 

ここは一級河川小野川と同稲荷川の分水点です。左の写真の釣り人のすぐ右にコンクリートの出っ張りが見えるかと思いますが、ここが小野川の取水口です。取水口を通った水はグレーチングの下を流れて右の写真につながります。右の写真は小野川分水後の最上流となります。この場所はつくば市小野川地先です。高架道は国道468号線(通称圏央道)で、つくばJCTとつくば中央ICの中間地点です。左の写真の川は、取水口を境にして、上流(右)が小野川。左が稲荷川と名前が変わります。小野川はつくば市の小野崎にある味城跡と洞峰沼(現洞峰公園)を水源として、牛久市を西から東に縦断する形で流れる重要河川でした。現在は農業用に使われるだけですが、江戸時代には、江戸のエネルギー政策のため、市域で生産された薪炭と年貢前を江戸直納のために、水運が発達しました。市域の河岸から積み出された荷は稲敷市の伊佐津で一度荷揚げされ、ここから高瀬舟に乗せ替えられ、古渡から霞ヶ浦、横利根、利根川、関宿、江戸川、行徳、新川、小名木川を経由して、大川(隅田川)まで搬送されました。その歴史ある小野川が、なぜ稲荷川に分水したのでしょうか。それは、1979年、小野川を稲荷川につなぐ人工河川が完成し通水が始まりましたが、これは筑波研究学園都市の建設に伴い都市排水を考慮してのことでした。

| 16:56 | 投稿者 : ushiku |