絶滅危惧種が多いアヤメ園の環境

 

アヤメ園の中で大変珍しいものを見つけました。[イチョウウキゴケ](銀杏浮苔)と言う浮き草の一種です。イチョウウキゴケは、日本で唯一、水面に浮遊して生活している苔類です。イチョウの葉に似た半円形の葉状体が名前の由来で、赤みをおびた緑色をしています。生長し半円形よりも広くなると、分裂して2つになります。春から晩秋にかけ水田やため池の水面に浮遊し、秋になり水が落とされた後は地面で生育し、霜が降りるまで見ることができます。日本でもかつては全国的に見られましたが、近年、水の富栄養化や、農薬散布などの影響で水質が悪化し、ひどく減ってしまいました。環境省のレッドデーターブックでは[準絶滅危惧種NT]に指定されるほど絶滅が懸念されています。アヤメ園は、農薬を使わず、地下水を入れていますので、貴重な植物が多く、茨城県自然博物館も注目しています。

 

 

| 17:35 | 投稿者 : ushiku |