樹液の無い時期をどうやって乗り越える

 

梅雨の中休みの杉木立。林床にはドクダミのお花畑です。今年は雨が少なく、草木にとっては辛い時期を乗り越え、森は恵みの雨でしっとりと潤っていました。草木の生長とともに、小さな生き物たちが次々に登場しています。スズメバチの女王バチは冬眠から覚めて始まった孤軍奮闘の巣作りも次の段階に入って入っています。羽化した働き蜂が大家族が棲める大型の巣作りを別の場所で始めています。蝶の仲間も次々に登場。グロテスクな幼虫も目に付くようになってきました。ただ、この時期は虫たちの大好きな樹液がありません。昨年樹液を出したコナラやクヌギの乾いた樹液に群がっています。餌が極めて少ないようです。樹液を出す仕掛け人は「ボクトウガ」という蛾の幼虫で、幼虫が樹皮の中に入り込み、師管という樹木の大切な器官を傷付けることによって樹液が流れ出すのですが、ボクトウガの幼虫がまだ登場していないのかもしれません。もう一つの蜜源、ヤブガラシも堅いつぼみです。

| 16:29 | 投稿者 : ushiku |