柳絮の季節

 

田植えしたばかりの田んぼに何やら白い斑点が気になりますね。これは「柳絮」という現象です。牛久沼の湖畔には河畔林として「マルバヤナギ」が自生しています。とても大きな木に育っており、その木から一斉に綿毛が飛び出しました。まるで綿のような小さな綿毛には小さな種子が付いており、風に揺られて飛ぶ様は、とても幻想的です。この情景を「柳絮」と呼ばれ、白い綿毛のついた柳の種子が、雪のように舞うことを言います。昔、晋の時代、謝安が急に降り始めた雪を見て、この雪は何に似ているかと聞いたところ、甥の謝朗は「空中に塩を蒔いたようだ」と言い、姪の謝道韞は「白い綿毛のついた柳の種子が風に舞い散るのには及ばない」と答えたそうです。謝安は姪のことばに感心し、「柳絮の才高し」と言ったという故事に基づく言葉です。牛久沼で見られる場所は、かっぱの小径沿いで、一番の見所は「木道」付近です。最盛期は木道が真っ白になります。

この幻想的な風物詩も、北京市で今年4月10日、柳絮と呼ばれる綿毛に覆われた柳の種子が大量に宙を舞った。中国メディアの新浪網が2019年4月11日付で報じた。「春の訪れを告げる風物詩で幻想的な光景でもあるが、吸い込むと呼吸器に障害を起こす恐れがあり、また地上に積もった柳絮は極めて燃えやすく、火災の危険もあるという」。こんな騒ぎも起きています。

| 17:22 | 投稿者 : ushiku |