キョロキョロ散歩の勧め

 

この花をご存じですか? れっきとした桜なんです。バラ科サクラ属のウワミズザクラ(上溝桜)というサクラです。サクランボと言いますとサクラの開花から二ヶ月後に熟すことで知られていますが、このサクラは秋口まで待って成熟するサクラです。ウワミズザクラ、イヌザクラ、シウリザクラなど、ウワミズザクラ亜属に属するサクラの仲間です。これらのサクラ類は、一つの花芽に数個の単花を着ける普通のサクラとは異なり、数十個の単花からなる穂状(ブラシ状)の総状花序を形成するサクラです。開花時期は、普通のサクラより遅れますが、樹冠全体が白い花穂で覆われ、見ごたえがあります。その樹木がサクラの仲間であることを知る人は殆どいません。その語源(上溝桜)は、古代、材に溝を掘って占いを行う宗教行事に使われたことからきているとされます。ウワミズザクラは、「あんにんご(杏仁子)」とも呼ばれ、開花直前の蕾や未熟果は穂ごと塩漬けにされ、新潟県を中心に食用とされています。

既に散りだしていますが、ブラシのような変わったサクラが見られます。場所は刈谷町の刈谷川に沿った北側斜面に複数の古木があります。ただし、ただ散歩しているだけでは見つかりません。

| 18:58 | 投稿者 : ushiku |