山笑う季節

 

穏やかな日が続きます。桜前線はゆっくりと北上を続け、昨日は秋田で開花宣言がありました。桜は約1ヶ月かけて日本列島を縦断します。桜が終わると一気に初夏の陽気になっていきます。冬枯れだった里山はコナラやクヌギが芽吹き始め、褐色一色だった雑木林が萌黄色に変わってきました。林床ではカタクリやスミレの仲間が妍を競うように咲き乱れ、冬鳥は北帰行を始めています。代わってツバメの姿を見かけるようになってきました。こんな長閑な春の里山を「山笑う」と表現します。正岡子規は、このような風景を「故郷や どちらを見ても 山笑う」と詠んだ俳句があります。暫く故郷を離れていた子規が久方ぶりに見た故郷の姿に想いを巡らせたのでしょう。季節は春から初夏への転換期です。

| 16:28 | 投稿者 : ushiku |