日の光が慎ましやかにそっと影を落とす頃

 

二十四節気の「雨水」がすぎて、季節は本格的な春に突入しました。春は本当に心を暖かくしてくれます。この柔らかな陽射しを「薄ら日」と表現し、日の光が慎ましやかにそっと影を落とします。立春の前は畳の一目づつと言われたほど遅々たるものでしたが、心なしか日の長さを感じるようになりました。それを実感するのは昼ではなく、夕暮れ時の空の色です。昼は「薄ら日」の淡い基調でしたが、夕空は紺色を深く染めていきます。暮れそうで暮れない夕空に一日が長く感じられるようになります。もうすぐ春一番も吹くでしょう。花粉、砂塵、各種ウィルスと油断大敵です。

| 18:49 | 投稿者 : ushiku |