シャトーの壁面の蜂はオオスズメバチ

 

牛久シャトーの本館正面(二階の上・玄関天井)の壁に石膏で作った立体アート、蜂と葡萄が描かれています。これは、牛久シャトーが出来る前に、傳兵衛は樽詰めの輸入ワインにハチミツや漢方薬を加えて、甘味(かんみ)葡萄酒に改良しました。これが明治19年(1886)発売の「蜂印香竄葡萄酒」(はちじるしこうざんぶどうしゅ)でした。「蜂印」という名称は、かつて傳兵衛がBeehive(蜂の巣箱)」というフランス産ブランデーを扱ったことに因みます。「香竄(こうざん)」とは父兵助の俳句の雅号であり、親のご恩を忘れないためにと、この言葉のなかに「隠しても隠し切れない、豊かなかぐわしい香り(まるで樽のなかの卓越したワインのように)」という意味があることに因むそうです。そして伝兵衛さんがつけた「蜂」とは何の蜂だったのでしょうか。牛久シャトーを設計した、辰野金吾(東京駅、日銀本店設計)の一番弟子、岡田時太郎(牛久シャトー、軽井沢旧三笠ホテル設計)のアイデアだったのでしょうか。この蜂が何という蜂なのか検証しました。胴が「黄色の縞」、足が「黒」、頭が「黄色で大きな目」という特徴は「オオスズメバチ」でした。

| 17:36 | 投稿者 : ushiku |