放置竹林の驚異

 

放置竹林が全国で問題になっています。竹の旺盛な繁殖力によって「生態系の破壊」や「地滑りの危険」がクローズアップされてきました。孟宗竹の根は地中深く伸びず、地表面を這うように(根は地中30〜40cm付近と浅い・樹木は1m以上と深い)成長していきます。そして成長力が早く、樹林帯に侵入した竹はあっという間に伸びて、樹木を完全に凌駕します。その後、樹冠競争に負けた(光を失った)樹木は次々と枯死していきます。こうして竹林が拡大し、密集した竹林内には、耐陰性のヒサカキ(関東地方では神棚にあげる榊の代用として利用)や、ヤブニッケイなどの「陰樹」だけが残り、その森の生態系は大きく破壊されることになります。こうして竹林は他の植物を寄せ付けず、森林は荒廃し竹林に変わっていきます。この状態になるまで放っておくと、斜面林であれば地滑りの危険が増していきます。写真は市内各所で見られる樹木の斜面林ですが、孟宗竹が入り込み、樹木はかすかすの状態。斜面の大部分には枯れた孟宗竹が写真のような酷い状態となっています。異常気象による線状降水帯などによる集中豪雨で地滑りが心配です。

 

 

| 15:40 | 投稿者 : ushiku |