暖冬で冬眠が遅れた女王バチ

 

牛久自然観察の森の木々は葉をほとんど落とし、明るい林に変身しました。この時期はクヌギやコナラの樹液はほとんど止まっていますが、一本だけ樹液らしき痕跡がありました。半ば乾燥した樹液でしたが、そこにオオスズメバチが食らいついていました。数ある木の中からよく見つけたものです。この蜂は来年女王になるスズメバチで、フラフラになりながら樹液をなめていました。オオスズメバチは秋に生まれた特別の雌蜂だけが越冬できます。そして、来春冬眠から覚めて女王としての活動を始めます。この時期は森の奥の朽ち木に穴を開け、その中で冬眠していたはずです。しかし、暖冬がもたらした想定外の事態で冬眠が遅れたようです。乾いた樹液を舐め、冬眠するための腹ごしらえをしていたようです。厳しい寒波に何とか堪え抜き、一刻も早く冬眠の場所を見つけてほしいものです。

*樹液はボクトウガという蛾の幼虫が樹皮下に入り込み師管と呼ばれる管を傷つけたことによる樹液がにじみ出るのです。蛾はこの時期は死に絶えています。 *樹液の成分は、コナラの場合、果糖、酢酸、ブドウ糖などです。

| 09:32 | 投稿者 : ushiku |