国道6号線牛久土浦バイパスの路線上に現れた巨大な古代住居群

 

ここは、城中町の山王前遺跡です。後方に見えるのは国道6号線(左右)。そして、根古屋川を渡って手前に伸びているのは国道6号牛久土浦バイパスです。そのバイパス工事に引っかかったのが、山王前遺跡です。調査の発注者は国土交通省で、茨城県教育財団によって発掘調査が行われていています。この遺跡は稲敷台地の南東の縁にあり、巨大な遺跡でした。今日12月2日、県教育財団によって現地説明会が開かれ、190名の方が参加されました。この遺跡には、7000年前の縄文時代前期の住居跡17件、古墳時代住居跡9件、柱や竈の穴が91基とまさに巨大な遺跡でした。特に目玉になっているのは、「煙道付炉穴」で、形状は楕円形で、その一つは幅80cm、深さ1.1m、炉穴の入り口から燃焼部まで約1.2m。この他にも二基あり煮炊きするなど火を使った生活の様子がうかがえました。この遺跡は「整理遺跡」として位置づけられており、調査が終われば報告書にまとめられ、遺跡そのものは国道6号牛久土浦バイパスで、潰されることになっています。このように貴重な埋蔵文化財は次々に公共工事の犠牲になっています。何とかならないものでしょうか。

| 16:24 | 投稿者 : ushiku |