キジの母衣打ち

 

里山や市街地周辺の畑地でキジの母衣打ちが見られます。キジは繁殖期に自分の縄張りを誇示するため、約5分間隔で「ケンケーン」と絶叫します。雄叫びと同時に「母衣打ち」(ほろうち)という動作をします。母衣打ちとは騎馬武者が敵の矢から身を守るため鎧の背につける幅広の布。流れ矢を防ぎ、また、旗指物の一種としても用いられました。平安時代には単に背に垂らし、時に下端を腰に結んだが、のちには竹籠たけかごを入れた袋状のものとなりました。キジの動作は、鳴くと同時に両翅を広げて胴体に打ちつけてブルブル羽音を立てる動作を母衣が風にはためく音に例えたものだそうです。この動作を「キジの母衣打ち」と呼びます。

 

 

| 18:04 | 投稿者 : ushiku |