文化的景観に登録したい「落花生ぼっち」

 

立冬を過ぎ、例年ですと木枯らしが吹き始める時期で、木枯らしに当たったぼっちは乾燥して甘みを増すといわれていま。今年は暖冬といわれていますので、木枯らしはまだまだ期待薄です。脱穀の時期まではもう少し時間がかかりそうです。しかし、落花生ぼっちの光景は、稲の小田がけと並んで、日本の原風景かもしれませんね。この光景を文化庁に申請して文化財の種類の中の「文化的景観」として申請する価値があると思うのですが。

| 17:53 | 投稿者 : ushiku |
増殖するソーラー発電所、このままで良いのか?

 

「増殖」を続けるソーラー発電所。化石燃料に変わるエネルギー源として注目されていますが、野放図に拡大することの心配が各所で広がっています。設置が簡単、場所があればすぐにでも設置できるということなのでしょう。特に高齢化に伴い休耕地、荒廃林が拡大、この土地を狙って業者が食指を伸ばしています。ソーラー発電所の設置が拡大することで、地球温暖化に対する大きな貢献だとして、増大(拡大)は当然とばかり、無計画な設置が進んでいます。特に農村部のソーラー発電所の設置が進んでいます。しかし、場所があるからと野放図に設置することで、自然環境の破壊が急速に進んでいます。「里山」と呼ばれる地域は、「ムラ・ノラ・ヤマ」という三拍子がそろった場所が里山と言われている地域です。そして、「ヤマ」とは、平地林、雑木林を指します。この環境は、今から6000年ほど前、縄文時代にそれまで地球上を闊歩していた大型動物、マンモス、ナウマン象、ヘラジカなど大型動物が地球の温暖化で食物としていた植物が消滅し絶滅しました。そして、これらの大型動物を食料としていた人間の食料が枯渇。その時、温暖化によって、ブナ科(ブナ、クヌギ、コナラ、クリなど)植物が地球上に出現しました。この時、動物同様食物を失った人間がこれらの堅果(ドングリ)を食料として見いだし、人間は絶滅を免れました。この二次自然は数千年前から脈々と受け継がれてきた日本固有の自然で、原生林の一次自然に対して、里山の自然を二次自然と呼びます。この二次自然でしか生息できない動物、昆虫、植物は、里山の貴重な環境が無くなることで、日本の自然生態系は壊滅するかもしれません。写真の発電所は、某地区の大規模発電所ですが、それまでは荒廃林でしたが、そこに多くの小動物も生息していたはずです。しかし、突然発電所が建設されると、行き場を失った小動物が隣地にある、某研究所の研究用圃場を荒らすという事態が発生しました。生き物たちも植物も行き場を失ってしまったのです。ソーラーも大切ですが自然環境を破壊させない工夫も必要です。

| 17:52 | 投稿者 : ushiku |
明るくなった冬枯れの雑木林

 

〈11月4日 天高く気澄む、夕暮れに独り風吹く野に立てば、天外の富士近く、国境をめぐる連山地平線上に黒し。星光一点、暮色漸く到り、林影漸く遠し〉 国木田独歩、明治31年(1898)年作の「武蔵野」の描写です。天気図的に解説しますと、これは前日に低気圧、前線が通過し、高気圧に覆われた秋晴れの夕方の描写だと考えられます。今日の牛久の天気は、朝から曇りがちで、2時過ぎには小雨、夕方になってから本格的な雨になりました。お天気は低気圧の北上に伴い、夜半から本格的な雨になりそうです。昨日文化の日は「晴れの特異日」でしたが、晴天は長くは続きませんでした。すっかり葉を落とした雑木林は一段と明るさを増し、冬鳥のさえずりが賑やかになってきました。

| 17:21 | 投稿者 : ushiku |
落花生農家の農繁期

 

市内各所では落花生ぼっちの最盛期に入っておりますが、ここはだいぶゆっくりです。畑から抜いた株を逆さまにして一週間ほど天日乾燥し、その後にぼっち積みにします。10月は雨が多かっただけに、これから秋晴れが続くようになれば、美味しい落花生になるのではないでしょうか。

| 16:47 | 投稿者 : ushiku |
今も伝わる「木守り柿」

 

町の中を歩いていると、柿の木に柿の実が一つだけついている光景をよく見かけます。これには幾つかの理由がありました。

柿の実はすべて採らずに一つか二つ残しておくものだということかが古くから言い伝えられてきました。その理由は、鳥のため、また旅人のためともいわれています。その実は「木守り(きまもり)」と呼ばれ、また来年の実りを約束してくれる木守りさんに供える実なのだともいいます。来年の実りとは柿の実りのことだけではなく、すべての作物の豊作を約束してくれるということです。木守りさんとは木の神のことでしょう。新年に豊作を祈る「成木責め(なりきぜめ)」も柿の木に対して行なわれることが多いといわれています。

成木責めとは、小正月に柿などの果樹の豊熟を祈念する行事で、家の主人が手斧を持って、柿の木に向って切りつけるしぐさをし、「なるかならぬか」と問いかけます。家人が木の陰にいて、「なります、なります」と答えます。こうして木をおどして豊熟を誓わせるまじないでありました。

| 19:34 | 投稿者 : ushiku |
季節外れの稲掛け

 

秋色濃いこの季節に「小田掛け」(稲掛け)を見つけました。これは既に籾が付いていないのかもしれません。小田掛けとは、刈り取った稲を逆さにして天日乾燥させることをいいます。かつて機械のまだ無い頃にはみんなが行っていた乾燥方法ですが大変な労力を必要としました。現在のように機械化されると、乾燥機によって、天日干しはは一気に姿を消しました。それでも小田掛けをする農家もあります。小田掛けで、天日乾燥させている状態はまだ籾が茎につながっています。刈り取り後何日もかけてゆっくりと乾燥させることで、茎に残った旨味を米一粒一粒に行き届かせ、お米一粒一粒が完熟した状態になって、美味しいお米が出来るというわけです。

小田掛けを茨城県の方言では『稲掛け』(いなかけ:刈った稲穂を束ね、穂を下にしてかけておくもの)と言うそうです。

| 15:53 | 投稿者 : ushiku |
時雨状態で乾燥が遅れそう

 

牛久の落花生ぼっちがピークを迎えました。右を向いても左を向いても「ぼっちだらけ」。落花生を美味しくするためには落花生をぼっちに積んで乾燥させなくてはなりません。しかし、この天気で乾燥は遅れるかもしれません。このところ秋雨前線で、連日、時雨状態が続いています。乾燥した秋晴れが待ち遠しく感じます。

| 17:09 | 投稿者 : ushiku |
豊かな実りの「たわわ」

 

秋の風物詩、「たわわに実った」柿の木。林檎、梨、葡萄、石榴、無花果などの秋の果実を総称して秋果といいます。果実の重みで枝がたわむさまは美しい色合いと豊潤な香りとともに、秋の恵みに心から感謝したい姿です。豊かな実りを表現する「たわわ」は、「たわむ」から生まれた言葉です。枝がしなうさまを「たわたわ」「とおお」とも言います。果実が神楽鈴のようにふんだんに群がり、房をなすことを「鈴なり」と言います。日本語の豊かな表現で季節を楽しみましょう。

 

| 15:32 | 投稿者 : ushiku |
台風24号の後遺症

 

先日の台風24号の暴風で、ネギ畑が悲惨です。かなりの本数が風で倒れ、売り物にならなくなったそうです。この台風の後遺症はまだまだ続きそうです。そして、台風25号が過ぎ、季節は秋本番に入りました。今日は二十四節気「寒露」です。寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。この頃になると五穀の収穫もたけなわ(旧暦)で、農家では繁忙を極めます。露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代する時期でもあります。この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。

| 17:25 | 投稿者 : ushiku |
虫眼鏡で観察して欲しい、そばの花

 

そば畑の白い花が目立つようになってきました。牛久というと落花生ですが、そばの作付けも結構多いようです。真っ白い小さな花がいっぱいです。よく見るととてもきれいな花です。特に朝露の付いた花は格別。小さすぎますので虫眼鏡が必要です。そばの作付け日本一は、北海道の幌加内町(旭川の北)です。そばの作付面積が3200ヘクタール、生産量も3300トンを超え、共に日本一。7月下旬から8月中旬にかけて、町内の畑は、白い小さなそばの花でいっぱいになるそうです。国道237号線を走っていると、遥か山裾までびっしりと淡い白に覆われた景観は、まるで「白いじゅうたん」と言われています。都道府県別に見ますと、平成29年度では、1位(北海道)17600t、2位(長野)2180t、3位(茨城)1930tという茨城の序列です。(写真は結束町)

| 17:37 | 投稿者 : ushiku |