カエデ紅葉は平安時代につくられた人工林

 

里山が黄葉の季節を迎えました。里山というと、雑木林(平地林)ですが、植生はクヌギ、コナラ、ケヤキなどの他、先駆植物の、アカメガシワ、ヌルデなどが見られます。紅葉とは、「カエデ」をイメージしますが、万葉集で「こうよう」は「黄葉」と書いていました。「紅葉」はカエデやウルシの仲間だけで、「黄葉」はイチョウを代表格に多くの落葉樹、クヌギ、コナラ、ケヤキ等々が黄色です。平安の人は、モミジに「紅葉」という漢字をあて、なおかつ「揉み出す」という意味の「モミジ」という呼称を与えました。現在も紅葉の名所は限られていて、平安時代以降大規模に楓紅葉を中心に庭園が造られ、人が思う秋の風情を作り上げるための、千年を越える努力によるものだからです。紅葉は人工的で、黄葉は自然そのものなのです。

| 18:46 | 投稿者 : ushiku |
観音寺の紅葉が始まった

 

久野町の観音寺の紅葉が見頃です。ただ、観音寺は紅葉よりも「黄葉」です。写真の山門(県重要文化財)の左後ろのある、市民の木「イチョウ」です。樹齢300年の巨木がありますが、もう少し時間がかかりそうです。その観音寺は山門の前にカエデがありますが、ちょうど色づいていました。観音寺のイチョウは散りだすと、境内が黄金色に埋め尽くされます。あと、一週間ほどでしょうか。改めて取材します。

| 18:56 | 投稿者 : ushiku |
まだまだ見られる落花生ボッチ

 

牛久周辺の落花生は殆どが脱莢(だっきょう)されてしまいまいましたが、稲の「晩稲(おくて)」と同じように遅い収穫がありました。ここは上太田町の一角です。収穫(掘り取り)を行ったばかりの落花生は実の半分ほど(40 〜50 %)を水分が占め、そのままでは腐ってしまいます。落花生は掘りたての状態で茹でて食べることもでき、美味とされますが、生の落花生は1日で味や硬さが変化するので、冷凍食品以外では一般の流通に乗せることがでず、通常は乾燥を行う必要があります。栽培面積が小さければ、収穫してすぐさやから実を取り出して筵(むしろ)に広げて干すか、掛け干しにします。また、網袋に入れて風通しの良い軒下などで吊るし干しにするという方法を取れますが、栽培面積が大きい場合は労力や資材の面でこれらの方法を取ること困難です。そこでボッチを作って干すという作業が行われます。

| 18:53 | 投稿者 : ushiku |
木守柿

 

今日は二十四節気「立冬」の七十二候(次候)「地始凍(ちはじめてこおる)」です。大地が凍り始める時期とされます。冷え冷えとした季節感について、俳句の世界では「海凍る」「川凍る」「滝凍る」「月凍る」などと、風物にちなんだ多彩な表現がなされます。

この時期、殆どの花は終わり、木の実だけが目につきます。特に柿の木は赤く熟して「食べごろですよ」とサインを送っているようです。大半の柿は人間に取られ、最後に一つ二つ残されている光景をよく見かけます。この柿を「木守柿(きまもりかき)」と呼び、日本に古くから伝わる「木守り」という風習です。実った実を全て収穫するのではなく、翌年もたくさん実が収穫できることを願っ て、柿の木や蜜柑の木の実を一つ二つ残す風習は今でも残されています。「木守柿」は、寒い時期を迎えエサが不足がちな野鳥のための事を考えているのかも知れません。

| 18:07 | 投稿者 : ushiku |
廃棄物処理法と籾殻の焼却

 

散歩していると何か燻っているのが気になり、あたりを見渡してみました。すると、田んぼの畦で、もみ殻を燃やしているのです。周辺に宅地はありませんが、廃棄物の野外での焼却については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃棄物処理法で原則禁止されています。農業や林業などを営む上で行う、やむを得ない焼却は、例外として認められています。しかしながら、例外として認められる場合でも、周辺地域の生活環境に影響のあるような焼却は、それぞれの事案ごとに状況を確認して、県又は市町が必要な指導を行うとともに、状況によっては警察とも連携して対処しています。という某県のコメントでした。農業において発生した不要な籾殻などは、廃棄物処理法上の一般廃棄物に該当するので、その処理のあり方や具体的事案についての指導などは各市町の責任において行なわれています。多くの地方では、籾殻は田に漉き込むよう指導しているようです。

| 18:21 | 投稿者 : ushiku |
二十四節気「霜降」そのものの朝

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二十四節気「立冬」まで、後八日。紅葉も始まりましたが、10月末に霜が降りるとは思いもよりませんでした。今日は初霜です。午前五時の気温が摂氏5度。確かに今シーズン一番の寒さになりましたが、霜にはビックリでした。現在の二十四節気は「霜降」ですから、暦通りですね。「霜降」とは、「暦便覧」には「つゆが陰気に結ばれて、霜となり降るゆへ也」とあります。秋も末、霜が降りることから「しもふり」ともいいます。霜降の頃の朝は澄んだいい匂いがします。楓をはじめ、紅葉が一気に始まり、晩秋のもの哀しさと寂しさが同居する頃です。

| 18:48 | 投稿者 : ushiku |
落花生を守る「鳥追いカイト鷹」

 

今年の落花生ボッチも終盤を迎えました。ほとんどの落花生畑は落花生が掘り起こされて天日乾燥し、その後にボッチに積まれます。今年は台風の上陸が一つもないまま、冬に突入できそうですね。ボッチにして、天敵はカラスで、ボッチからはみ出した落花生を咥えだす光景がしばしば見受けられます。そして嘴で中身を食べられないときは、咥えてきたきた落花生を道路に落とします。車が通って中身が露出すると、車が行った後、電柱に止まっていたカラスは一斉に急降下。殻から露出した落花生をいただくという悪知恵が発達しています。生産者は、カラスの対策として、「鳥追いカイト鷹」という農業用のカイトが販売されています。このカイトは風が吹くと、急に飛び上がり、害鳥を脅かすというものです。田んぼでも使われています。

| 18:40 | 投稿者 : ushiku |
外来植物に占拠された休耕田

 

セイタカアワダチソウのお花畑。ここは休耕田となって2年目です。一丁歩もある広い田んぼでしたが、御覧の有様です。セイタカアワダチソウは環境省の「要注意外来生物」に指定されていますが、「特定外来生物」ほど厳しく規制されていません。セイタカアワダチソウは、北米原産で、日本には切り花用の観賞植物として導入された帰化植物で、ススキなどの在来種と競合します。11月頃まで開花しています。河原や空き地などに群生し、高さは1 - 2.5m、良く肥えた土地では3.5 - 4.5m程度にもなえいます。茎は、下の方ではほとんど枝分かれがなく、先の方で花を付ける枝を多数出します。花期は秋で、濃黄色の小さな花を多く付けます。繁殖は種と地下茎で増えますが、アレロパシー(他感作用)という自家中毒を起こす成分を分泌するため、何年か先には消滅します。

| 16:35 | 投稿者 : ushiku |
茨城の県南でハスの生産量が拡大

 

牛久周辺の水田が蓮田に転用されるケースが増えています。休耕田であったところが、蓮田になり、新たな息吹が聞こえてきます。農家の高齢化等で、休耕地、休耕田が一気に拡大しているのは、大変心配なことですが、新たな展開に拍手を送りたいとと思います。蓮の生産量というと、ダントツで土浦市がトップで、2位がかすみがうら市となっています。土浦市は、霞ケ浦の湖畔に広がる蓮田は壮観です。最近は阿見町、牛久市でも休耕田を利用した蓮田が広がっていることはハスの生産量で茨城県は二位の県を大きく引き離すことでしょう。

| 18:50 | 投稿者 : ushiku |
田圃を美しく見る

 

木立の間から俯瞰する田んぼの風景です。広大な田んぼを平面から見ていると、晩秋の田んぼで、何の特徴もない感じがしますが、ちょっと視点を変えると、美しい里地の情景が見えてきます。田んぼは既にきれいに刈り取られていて、再び緑が濃くなっています。この情景を「ひつじ田」と言うそうです。イネ科の植物は刈り取られても強く、すぐに新芽を伸ばしてきます。そして、もう暫くすると「二番穂」が実りだします。味はわかりませんが、霜の降りる頃には「二番穂」というように、稲が結実し、食べられるのではと思います。異常気象で、温暖化が進んでいますから、「二期作」も可能ではないかと思いますが米の生産調整が行われている現状では、誰も考えないでしょうね。

| 18:31 | 投稿者 : ushiku |