丁寧に丁寧に水稲の管理

 

この時期の田んぼは、日本の原風景と言われる美しい景観です。市内の田植えはほぼ終わったようです。最近は殆ど機械で田植えが行われていますが、補修とか補植になると人手の作業となります。丁寧に丁寧に補修して、生育を見届けます。途中、カビが起こす「稲熱病」(いもちびょう)や「紋枯病」(もんがれびょう)。ウイルスなどによる「縞葉枯れ病」。細菌が起こす「白葉枯病」(しらはがれびょう」。病害虫では「トビイロウンカ」「ツマグロヨコバイ」「ヒメトビウンカ」などが媒介するウイルス病等々。異常発生は、農水省の「病害虫発生予察情報」によって知らされます。

今年は既に多くの注意報が出ていています。テレビでも報道された「ジャンボタニシ」など記憶に新しいところです。今年は何事も無く収穫を迎えて欲しいと思います。

| 17:10 | 投稿者 : ushiku |
七十二候「竹笋生」

 

牛久ではタケノコのシーズンは過ぎたようですが、まだまだ旬を味わえます。今日は二十四節気の「立夏」の七十二候(末候)「竹笋生」(たけのこしょうず)です。たけのこがひょっこり顔を出す頃。伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。種類によって収穫期は異なりますが、三月中旬から六月頃まで。孟宗竹は三月中旬頃から市場に出回っていますが、日本固有の真竹は五月〜六月に旬を迎えます。この時期、芳しい野の香りや、しゃっきりした歯応えに、今年もこの季節が来たんだな、と嬉しくなりますね。

| 16:12 | 投稿者 : ushiku |
農業の美・皐月の早苗

 

市内の田植えは殆ど終わりました。ゴールデンウィークから一週間ほど経過し、早苗は活着したようで、風にもしっかりと倒れずに頑張っていました。この時期の谷津田が一年で一番美しい時期です。谷津田を取り囲む斜面林は萌葱色から深緑に変わり、水田から背後の山までのグラデーションが「農業の美」と表現しても過言では無いでしょう。その美しさを助長しているのが、まっすぐに植えられた早苗です。

| 20:24 | 投稿者 : ushiku |
古代人が見抜いた住環境

 

田植えはほぼ終わり、美しい初夏の谷津田の風景が市内各地で見られます。新緑と早苗の織りなすグラデーションは日本の原風景と言っても過言ではないでしょう。この美しい風景は単に美しいというのではなく、遠い昔に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。縄文時代まで、タイムスリップしてみましょう。6000年前と言いますと、間氷期になります。17000年前に氷期が終わり、地球は暖かくなってきました。そして、6000年前になると地球は最も暑い時期になり、北米大陸、ヨーロッパ大陸の広大な氷床が溶解し、海面は5mほど上昇しました。ここまでの海面上昇によって、内陸まで海水が入り込んでいました。関東の東半分の低地は古鬼怒湾という入り海になっていました。牛久沼も霞ヶ浦も古鬼怒湾の中でした。この時期に、陸地だったのは「稲敷台地」「筑波台地」と言われる台地です。牛久は稲敷台地の南端にあり、台地の奥深くまで谷津が入り込んでいました。古代人は台地の南端(谷津頭)を見つけると、集落を作っていきました。目の前には太平洋の入り海(渚)があり、海の幸が豊富に採れる、台地の端からは湧水がある、このような環境を古代人は見抜きました。そして、市内の台地の南端には大きな古代集落が次々に作られて行きました。

| 18:18 | 投稿者 : ushiku |
美しい谷津田の風景

 

今日は移動性高気圧に覆われ、五月晴れの一日になりました。早朝は気温も下がり、遅霜が降りました。この時期の霜を「八十八夜の別れ霜」と言い、農作物には大変な影響を与えることから、農家にとっては恐ろしいものでした。その後太陽が上がると、気温も急上昇、霜の影響は少なかったかと思います。牛久では、ゴールデンウイークも終わり、田植えはほぼ終了したようです。根が活着した早苗が初夏の風に靡いていました。この風景は、牛久ならではの「谷津田」の風景です。牛久の地形は稲敷台地の南端にあり、台地に入り込む谷津の織りなす風景は「日本の原風景」と言われる所以です。この美しい風景は、年々少なくなっているのは寂しいことです。

(牛久市上女化町の谷津田です)

| 18:29 | 投稿者 : ushiku |
全身全霊の雄叫び

 

今朝も雉の母衣打ちに遭遇しました。午前5時30分、このときは眩しい朝日が出ていました。お天気は、その後下り坂になり、午後から一時雨、夕方には上がりましたが、雨とともに気温も急降下。明日の朝は、場合によっては「八十八夜の別れ霜」になるかもしれません。八十八夜とは、5月2日になります。すでに初夏の装いの時期に、遅霜がやって来ることを農家では恐れていました。

そして、自然界の動物の方も、繁殖に入り、動きが激しくなっています。牛久の周辺部(農村部)では、雉の姿を頻繁に見かけるようになってきました。そして、この時期、「雉の母衣打ち」(ほろうち)という雄鳥のテリトリーを誇示するための行動をたびたび目撃します。雄鳥は、ちょっと小高いところに登って、約5分間隔で、激しい行動をします。「ケン・ケーン」と全身全霊の激しい雄叫びです。この行動は雌に聞こえるように叫ぶのです。その最初の一瞬をキャッチしました。

◎「気をつけ→すっくりと背伸びして→両翼を開いてケン・ケーン→さらに開いて→ドドーっという羽根叩きつける激しい音→開いた羽は自然に収まるように→何事もなかったように前方を見据え→しばらく静止→何かあったの?」 というおもしろい仕草をします。この近くには雌鳥がいるはずです。よく目をこらして観察してみてください。

| 20:46 | 投稿者 : ushiku |
八十八夜の忘れ霜

 

昨日、雨や北国では雪をもたらした低気圧が東の海上に去りましたが、一時的に西高東低の気圧配置になり、今朝はご覧のように霜が降りました。この時期に降りる遅霜を「八十八夜の忘れ霜」「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」などといわれるように、遅霜が発生する時期です。一般に霜は八十八夜(5月2日)ごろまでといわれていますが、「九十九夜の泣き霜」という言葉もあり、5月半ばごろまで泣いても泣ききれないほどの大きな遅霜の被害が発生する地方もあります。それ以上に、旧暦では暦日と季節が最悪で半月もずれることから、農家に対して特に注意を喚起するためにこの雑節が作られたそうです。八十八夜は日本独自の雑節です。

八十八夜(はちじゅうはちや)とは雑節のひとつで、立春をを起算日(第1日目)として88日目(立春の87日後の日)にあたる5月2日ごろ。

| 17:44 | 投稿者 : ushiku |
雉の母衣討ち

 

平成最後の4月、そして平成最後の華やかな春も間も無く終わろうとしています。「春の行方」「春の別れ」「春の果」いずれも春の季語ですが、どれにも、過ぎてゆく季節への哀愁の心が籠もっています。「行く春や鳥啼き魚の目は泪」は、晩春を詠んだ松尾芭蕉の代表句です。季節の移ろいは四季を通じて経験することですが、今年の春は特別感慨深い気がします。そして、野鳥の繁殖期に入りました。ウグイスが鳴き、ヒバリが囀り、キジが母衣討ちをしています。キジは繁殖期に、縄張りを誇示するため、小高いところに上って5分ほど間隔を開けて「ケン・ケーン」と雄叫びを上ながら大きく羽ばたきをします。この時の格好が戦国時代の戦に出た騎馬武者の母衣(ほろ)という武具の格好によく似ていることから、「雉の母衣討ち」と呼ばれています。侍の背中に背負った母衣とは、鎧の背に付けて風を受けて膨らみ、矢や石を防いだということです。材質は布製の袋のようなものです。

| 18:00 | 投稿者 : ushiku |
水田の初夏・間もなく田植え

 

26日から機場(農業用水)の運転が始まり、代掻きが終わっていた水田に通水が始まりました。広い水田に水が行き渡るまで数日かかります。完全に水が行き渡ると代掻きが行われ、その後、近平作業になります。近平作業とは、田の表面が凸凹ですと、高くなった部分には雑草が生えやすく、田の表面が均等の高さになるようにします。作業が終わると、鏡のようになった水田は田植えを待つばかりとなります。市内では、ゴールデンウィークが例年の田植えとなります。因みに、ここまで来る間にどのような工程があるのかを記しますと、田起こし(耕起)→畦塗り→施肥(元肥)→(通水)→代掻き→近平⇒田植え(5月初め)

| 16:39 | 投稿者 : ushiku |
急ピッチで進む田起こし

 

市内水田地帯で田起こしが急ピッチで進んでいます。農業用水の機場運転が今月の26日頃から始まり、それに向けての作業です。用水が入りますと、水田の代掻きが始まります。4月中に代掻きが終わると5月。ゴールデンウィークには田植えが始まります。

牛久周辺の稲作は、5月初旬に田植え→8月初旬に出穂→9月初旬〜中旬にかけて収穫となります。今年は台風や日照りが続きませんよう祈るばかりですね。

| 16:43 | 投稿者 : ushiku |