春山澹冶にして笑ふが如く

 

今日は全国的に気温上昇、名古屋では20度まで上がりました。春本番の陽気でした。牛久自然観察の森のコジュケイの森では、冬枯れだった森が心なしか明るくなってきているようでした。この時期は山々の樹々が芽吹きはじめる頃、春に山は薄紅や淡緑、クリーム色など、レース編みのように繊細で柔らかな色に染まります。そして、林床には「下萌え」が始まり、小さな野草が次々に咲き出すことでしょう。中国の画人、郭熙(かくき)は「春山澹冶(たんや)にして笑ふが如く」と書き残しています。澹冶とは、淡く艶やかな様子で、はにかんだ少女の微笑みのような春の山の明るさ、人の心を和ませてくれるようなたたずまいをよく表しています。「山笑う」とは春の季語です。

| 20:05 | 投稿者 : ushiku |
春本番を迎え梅や寒桜が見ごろに

 

市内でも梅や桜の開花が進んでいます。梅は牛久自然観察の森の梅林。間もなく満開になります。そして、桜といえば、ひたち野西近隣公園の寒桜が間もなく満開になります。今年は超暖冬といわれ、自然界も例年以上に速まっているようです。東京の桜の開花が3月16日。牛久は東京よりも一週間ほど遅れますので、3月最終週には咲き出すでしょうか。現在の桜(ソメイヨシノ)の蕾は小さく堅く、後一月で咲き出すのか心配です。

| 18:30 | 投稿者 : ushiku |
下萌えが始まる季節

 

今日も日本列島を二つ玉低気圧がゆっくりと移動しているため、九州から東北にかけての太平洋沿岸地方と北海道では、季節外れの雪になりました。関東地方も温かくなったり寒くなったり目まぐるしく変わる天気でした。それでも自然界は春本番のようです。「鶯の初音」(はつね:今年初めて聞く鶯の声)が聞こえ、「蕗の薹」は薹が立ち、「土筆」が顔を出し、「猫柳」はもふもふの花穂を光らせています。そしてもう一つ、雑木林では「下萌」(したもえ)が始まりました。下萌えとは、全てが枯れ色に染まった冬が行き、地面から草の芽が萌え出すことです。ここまでくると、もう冬への逆戻りはできません。

| 17:16 | 投稿者 : ushiku |
春は梅から・間もなく立春

 

今日から2月。2月を旧暦では「如月」(きさらぎ)と呼び、古来の日本では、各月を季節感のある言葉で表現しました。英語でも2th Monthといわず、Februaryと呼びますね。それと同じです。12か月あるうち、2月は「如月」でした。それから時は経ち明治6年。陰暦から陽暦が採用され各月は「2月」のように数字で表され始めましたが、当時の呼び方「如月」も和風月名として今なお、2月について「如月」と表現しています。なお、如月とは、まだ寒いので衣(きぬ)を更に着ることから「衣更着」(きさらぎ)となったなど諸説あります。あと三日で「立春」です。いよいよ本格的な春の到来です。牛久自然観察の森の梅林では梅が咲きだしました。満開までにはまだ早いですが、一本の木では八分咲きに近い状態です。

| 19:23 | 投稿者 : ushiku |
春を待ち焦がれる雑木林

 

 

この1月は駆け足で過ぎ去って行ったように感じます。暖冬、暖冬と言われ、数々の記録も残しました。雪不足、日照不足、大寒に4月のような暖かさなどなど、本当に暖かい1月でした。明日から如月、あと四日で立春です。今年は例年以上に早くから春を感じてきました。この暖冬という言葉も、あと四日で終わりです。本格的な春はすぐそこまで来ています。

雑木林では、葉をすっかり落とした明るい林となっています。このような冬枯れの光景を、「冬木立」と言い、冬の季語になっています。夏の間林床に光りが届かない程生い茂っていた葉は林床に積もり積もって、ふかふかの絨毯です。このふかふかの絨毯の下には冬越ししている小さな生きものたちが一杯。成虫で、そして蛹や卵で冬越ししている昆虫たちが春を待ち焦がれています。

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| 15:50 | 投稿者 : ushiku |
華奢な体で冬を越すトンボ

 

今年もホソミオツネントンボを見つけました。[ホソミオツネントンボ](細身越年蜻蛉)とは、字の通り、細い体で越年できるトンボです。雑木林の樹々の枝に止まって、どんなに寒くても越冬できる不思議なトンボ。トンボの多くがヤゴとして越冬しますが、本種は成虫のまま越冬することで知られています。今年は記録的な暖冬といわれていますので、越冬も楽かもしれません。あと10日で「立春」です。本当の春を待ち焦がれていることでしょう。観察の森のコジュケイの林で見つけてみては如何ですか? コナラ、クヌギ、ヤマザクラなどの幹から出ている細い枝をよく見ると、枝のようにじっとしている姿を観察することができます。

| 17:38 | 投稿者 : ushiku |
例年よりも早く梅が開花

 

牛久自然観察の森梅林の梅が咲きだしました。まだ一本だけですが、蕾も大きく膨らみ、立春(2月4日)頃には見ごろになるのではないかと思います。例年よりも早い開花にビックリです。この梅林には白梅の他、紅梅、土佐水木もあり、春を満喫させてくれるでしょう。超暖冬と言われている今年の冬、季節外れの現象が次々と現れています。再三ニュースを賑わしているのは、ツキノワグマが冬眠から「寝そびれて」街をうろついていることでしょう。そして、刈谷調整池付近で、アマガエルの元気な鳴き声も聞こえます。まだ立春前の厳冬期です。自然界は大きく狂いだしています。

 

 

| 17:42 | 投稿者 : ushiku |
太古の昔から人間に育てられてきた人口林

 

牛久自然観察の森コジュケイの林です。この林は、典型的な平地林(雑木林)で、コナラ、クヌギ、ケヤキ、ヤマザクラなどの落葉広葉樹の林です。晩春の芽吹き、初夏の新緑、真夏の蝉時雨、秋の落葉など、日本特有の人工林です。雑木林は、20年〜25年周期で伐採されて、薪炭に用いられました。切られた木の切り株からは、萌芽更新で再び大木に成長していきます。そして、再び20年後には伐採されるというサイクルを経てきました。雑木と言われるコナラ、クヌギは堅い木で、火持ちも良く薪としては高価なものでした。時代は遡り35,000年前の旧石器時代は氷河期で、その後、徐々に温暖化が進みました。地球が温暖期に向かうと、氷河期に地上を闊歩していたマンモスやナウマンゾウ、ヘラジカなど大型動物は氷期の植物が絶滅したことで、餌が枯渇、絶滅の道をたどります。古代人の餌であった大型動物が絶滅し、古代人の食料も枯渇していきました。地球は温暖化で氷期の植物に代わって地上に現れたのは雑木です。古代人はドングリなどの木の実に目を向け、食用にすることを考え、絶滅を免れたといわれています。この時代は6,000年前の縄文時代になります。地球は最も暑く、大陸の氷床が溶けて海面は5mも上昇したといわれています。この時代になると、内陸まで入り込んだ海水に乗って、海の幸が豊富にとれることも古代人が絶滅から免れたことになります。木の実のクッキーと海の幸、現代人と同じような食生活が営まれていることになります。この雑木林が太古の昔から人間の手によって育てられてきました。その環境を「二次自然」といいます。この環境でした生きられない生き物、植物がいることを忘れてはなりません。

 

| 18:37 | 投稿者 : ushiku |
一年で一番長い影

 

今日は二十四節気「冬至」です。北半球では一年で昼が最も短く、夜が最も長い日です。影も一年で一番長い影になります。この時期は冬の寒さが一段と厳しくなるため、この日は粥や南瓜を炊いて食べたり、浴槽に柚子を浮かべて入浴し、無病息災を願いました。そうすることで風邪をひかないといわれ、今でも各地でこの風習が残っています。この日を境に日脚は日毎に伸びていくため、この日を陰が極まって陽が帰ってくる日「一陽来復」ともいい、新しい太陽の誕生日として世界各地で「冬至祭」が行われていました。実はクリスマスも、ヨーロッパの冬至祭の風習とキリスト教がむすびついて現在の姿になったものです。(撮影は12月20日)

| 18:36 | 投稿者 : ushiku |
寒林の朝

 

コナラやクヌギの落葉広葉樹の林(雑木林)では、葉をすっかり落とし、一年で一番明るい林床となっています。このような冬枯れの光景を、「冬木立」とか「寒林」言い、冬の季語になっています。夏の間林床に光りが届かない程生い茂っていた葉は林床に積もり積もって、ふかふかの絨毯です。このふかふかの絨毯の下には冬越しする小さな生きものたちが一杯。成虫で、そして蛹や卵で冬越しする昆虫たちの大切な寝床となっています。写真は牛久自然観察の森「コジュケイの林」です。昨夜の雨で、落ち葉はしっとりと濡れて、朝日に輝いていました。

| 18:52 | 投稿者 : ushiku |