フィトンチッドを浴びてストレスを解消しませんか

 

梅雨明け間近な牛久自然観察の森です。新録の季節から、あっという間に深緑の森に変身しました。季節は「晩夏」です。二十四節気の「小暑」の七十二候(次候)「蓮始開」(はすはじめてひらく)という季節になりましたが、本当の夏はこれからです。これからの森は、森林浴がすがすがしく感じる季節に入ります。森林浴とは、フィトンチッドの効果によるものであると言われています。フィトンチッドとはもともとロシア語からきており、フィトンとは「植物」、チッドとは「他の生物を殺す能力を有する」を意味しており、「植物からでる揮発成分は殺菌作用がある」と言うような意味になります。フィトンチッドとは植物から発散されるテルペン類等の揮発性物質であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すために、フィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。これを「森林気相現象」と言います。この揮発している状態のテルペン類等を浴びることを森林浴といい、最近ではずいぶんと私たちの中に定着してきています。今日、地球上の全植物から放出されるフィトンチッドの量はおよそ一億五千万トンにおよび、それは全世界の工場排煙や自動車排気ガスなどの6倍にも達すると言われています。こんな清々しい森においでください。

| 16:58 | 投稿者 : ushiku |
まもなくニイニイゼミが鳴き出す森

 

今日は梅雨の中休み。清々しい青空が広がりました。昨日まで5日連続で夏日になりませんでした。これが26年ぶりの記録とのこと。何でも記録になってしまうんですね。先日の二十四節気「小暑」が過ぎると、暦の上では梅雨明けになります。ですから、この時期は梅雨明けのしきたりがたくさんあります。まず「暑中見舞い申しあげます」の時期になります。今日も梅雨の中休み、しかも青空が広がり、爽やかな青空が広がり、気温も夏日まで上がらず、快適な一日になりました。牛久自然観察の森のコジュケイの林では、しっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出していました。森の中は小さな昆虫が元気に活動を始め、クヌギには僅かな樹液を求めて、オオスズメバチ、モンスズメバチなどのスズメバチの仲間。アブの仲間。アリの仲間、カナブンやカブトムシなど甲虫の仲間がわずかしか出ないクヌギの樹液に集まっていました。まもなくニイニイゼミの初鳴きが聞こえてきそうです。

| 20:29 | 投稿者 : ushiku |
梅雨時の静かな森

 

沖縄の南にあった、熱帯性低気圧が、明日午後には台風3号になり九州に上陸、列島を縦断するかもしれません。熱帯性低気圧に押し上げられて梅雨前線によって、梅雨の遅れていた九州北部、中国、四国、近畿が梅雨入りしました。今年の梅雨は雨が少なかったのですが、梅雨の後半はまとまった雨になるかもしれません。今日は朝から五月晴れ(梅雨時の晴れ間を五月晴れという)の一日でした。写真は早朝の牛久自然観察の森です。空は晴れていましたが、うっすらと靄がかかり、しっとりとした森の中から野鳥のさえずれが賑やかに聞こえてきました。その後気温は急上昇、からっとした夏日となりました。

| 17:04 | 投稿者 : ushiku |
樹液の無い時期をどうやって乗り越える

 

梅雨の中休みの杉木立。林床にはドクダミのお花畑です。今年は雨が少なく、草木にとっては辛い時期を乗り越え、森は恵みの雨でしっとりと潤っていました。草木の生長とともに、小さな生き物たちが次々に登場しています。スズメバチの女王バチは冬眠から覚めて始まった孤軍奮闘の巣作りも次の段階に入って入っています。羽化した働き蜂が大家族が棲める大型の巣作りを別の場所で始めています。蝶の仲間も次々に登場。グロテスクな幼虫も目に付くようになってきました。ただ、この時期は虫たちの大好きな樹液がありません。昨年樹液を出したコナラやクヌギの乾いた樹液に群がっています。餌が極めて少ないようです。樹液を出す仕掛け人は「ボクトウガ」という蛾の幼虫で、幼虫が樹皮の中に入り込み、師管という樹木の大切な器官を傷付けることによって樹液が流れ出すのですが、ボクトウガの幼虫がまだ登場していないのかもしれません。もう一つの蜜源、ヤブガラシも堅いつぼみです。

| 16:29 | 投稿者 : ushiku |
フィトンチッドでストレスを解消しよう

 

今年の春は今日まで。明日は二十四節気「立夏」です。そして季節は「暮春」(今日まで)。春から初夏への移ろいを強く感じながら、人は春という季節を見送ろうとしています。「春よ来年までさようなら」。帰って行く春とバトンタッチするかのように夏が入れ替わりにやってきます。その姿は柔らかそうな新緑。新緑の森をそぞろ歩きして見ませんか。樹木から発散されるフィトンチッドと呼ばれる木々の揮発性成分、健康だけではなく「癒し」や「安らぎ」を与えてくれます。これが森林浴です。現代人のストレスは、森林浴で解消されるでしょう。

| 16:57 | 投稿者 : ushiku |
山笑う季節

 

穏やかな日が続きます。桜前線はゆっくりと北上を続け、昨日は秋田で開花宣言がありました。桜は約1ヶ月かけて日本列島を縦断します。桜が終わると一気に初夏の陽気になっていきます。冬枯れだった里山はコナラやクヌギが芽吹き始め、褐色一色だった雑木林が萌黄色に変わってきました。林床ではカタクリやスミレの仲間が妍を競うように咲き乱れ、冬鳥は北帰行を始めています。代わってツバメの姿を見かけるようになってきました。こんな長閑な春の里山を「山笑う」と表現します。正岡子規は、このような風景を「故郷や どちらを見ても 山笑う」と詠んだ俳句があります。暫く故郷を離れていた子規が久方ぶりに見た故郷の姿に想いを巡らせたのでしょう。季節は春から初夏への転換期です。

| 16:28 | 投稿者 : ushiku |
萌え始めた春の森

 

このところ初夏のような陽気が続きましたが、今日は冬型の気圧配置になり、寒の戻りになってしまいました。この時期、生まれたものの弱々しさと、生きようとする意志の不敵なひらめきが同居する季節と言われています。なのに春になっても慎重な草花たちがいます。それぞれ「頃合」というものがあるのでしょう。それでものんびりしずぎている「生」あるものに対しては、日の光や地のゆるみが「もういいよ」と再生ボタンを押すように合図を送ります。ようやく草花たちは気づき始め、枯葉の衣を破って萌え始めます。この無言の開花合図を「母らしき愛」と言うそうです。牛久自然観察の森のコジュケイの林も暖かさを増し、冬芽が膨らみ冬枯れの褐色の森から春の森に萌え始めています。(撮影は3月20日)

| 17:18 | 投稿者 : ushiku |
自然観察の森の梅園が満開

 

牛久自然観察の森梅園の梅が満開です。ここの梅は3月初旬から見頃と思っていましたが、現在もすべての木で満開となっていました。梅のほのかな香りが漂っています。この梅園の中にはトサミズキも数本ありますが、こちらはビタミンカラーで珍しい形をした花が満開となっています。

| 16:19 | 投稿者 : ushiku |
ウグイスの声が聞かれる時期になった

 

お天気は長続きしませんね。ここ数日「木の芽起こし」の雨が続いています。草木には重要な雨ですから我慢しなければなりません。この時期は、そろそろ「春を呼ぶ声」が聞かれるころです。西日本から東日本の各地で、「ウグイス」の声が聞かれる時期になりました。ウグイスは気象台の生物季節観測種目で、毎年、初鳴日(しょめいび)を観測、記録して、季節の遅速の目安にしています。牛久では昨日、初鳴きを確認しました。二十四節気(雨水)から(啓蟄)を前に、ウグイスが春を呼んでくれたようです。雨でも春らしさが感じられる時期になりました。花札の梅に鶯で、梅の花と鳥の絵がありますが、この鳥はウグイスではなく、「メジロ」です。ウグイスはとても地味な鳥で、絵にならないため昔の人はメジロにすり替えた二でしょうか、(写真は3月2日の観察の森梅園です)

 

 

| 19:16 | 投稿者 : ushiku |
森は木芽時

 

冬枯れで、色彩を失った森に少しづつ明るさが目立つようになってきました。この時期は木や草が芽を出し始める頃で「木芽時」(きのめどき)と言います。その芽が目立つほど大きくなった状態を「芽だつ」。梢全体から息吹を感じ取れる様子が「芽吹く」。そして堂々と「萌える」となります。昔の人は自然界のかすかな移り変わりを言葉にして残してくれました。この先、お天気はめまぐるしく変わりそうですが、これが春から初夏への儀式ではないでしょうか。

| 17:36 | 投稿者 : ushiku |