ひつじ田の季節

 

牛久では稲刈りが佳境に入っています。倒伏も心配されましたが、コンバインの力は素晴らしいですね。多少手間がかかり、ロスは出るようですが、何とかきれいに刈られています。収穫後の、誰も見向きもしなくなった田んぼに、青々とした「ひつじ田」となって、再び萌えだしています。二期作の地域では、もう一回稲刈りが行われるのかもしれません。ひつじ田は、やがて冬の風に枯らされるまでの短い間、晩秋の色づいた景色や、初冬の小春日和を満喫する時期を迎えます。稲は、他人に何かを期待されることがなくなっても、最後まで精一杯自分を成長させようと生きている時期です。
 

| 17:01 | 投稿者 : ushiku |
稲荷川でアオコが発生

 

稲荷川でアオコが発生しました。そして、ハクレンと思われる50僂曚匹竜の死骸が浮いていました。時を同じくして、今夜のニュースで、霞ケ浦でハクレンの大量死というニュースがありました。国土交通省では、2トントラック13台分の死骸を回収したそうです。この原因は、8月の猛暑で水温が上がり、ハクレンの大量死になったのではないかとしています。

水の表面を着色させるアオコのなかまは、栄養分が豊富な湖やダムで発生します。 河川では、増える間もなく、海に流れていってしまうので増殖しません。また、ダムやため池でも溜まった水がすぐ出て行くような所では、発生しません。栄養分の乏しい貧栄養湖では、ふつうの顕微鏡では小さすぎて見られない藍藻類(シアノバクテリア) のピコプランクトンが発生しますが、これらはアオコをつくりません。 アオコをつくる藍藻の代表選手であるミクロキスティスは、水温が15度を超えると増殖をはじめ、20度を超えると大発生が始まることが知られています。 また、アオコの仲間は光合成によって成育しているので十分な日光が必要です。 そのため、ミクロキスティスは梅雨明けの夏季にアオコ現象を生じさせ、秋になり、水温や日射量が減ると衰退していきます。稲荷川のアオコも霞ケ浦と同じ原因なのかもしれません。

| 17:28 | 投稿者 : ushiku |
雲が美しく感じる季節

 

今日の日本列島は秋雨前線がやや南下したため、お天気は曇りがちでしたが、時々青空も見せました。そして、夕方、青空が広がり、秋雲の展覧会といった雲が広がりました。夏とは異なり、秋は空気が澄んできたこと、大気中の湿度も下がり、空は青みを増します。その青空に浮かぶ雲は本当に美しく感じます。秋雲の代表は、うろこ雲、さば雲、いわし雲。いずれも高度5000〜15000キロ程度にできる巻積雲(けんせきうん)の俗称で、小さなかたまりがたくさん集まっています。いずれもほぼ年中見られますが、秋は空が澄みわたり上空まで見通しが効くようになり、高積雲や巻積雲も見やすくなります。また、台風や移動性低気圧が多く近づく秋に多く見られることから、さば雲、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲は秋の季語になっています。これらの雲を明確に区別する定義はないため、どれも間違いではありませんが、しいて言えば見た目の様子で区別することができます。

 

 

 

| 19:24 | 投稿者 : ushiku |
藁の三角帽子

 

稲刈りが急ピッチで進んでいます。こちらの農家では、藁を再利用するようです。刈り取りの終わった田んぼに、束ねられた藁が整然と並んでしました。この藁を、通称「藁の三角帽子」と呼んでいます。今では殆どが機械化していて藁は粉々にして田んぼに撒くことも多いようですが、こういう風に4束くらいでお互いに立てかけ、乾燥させて、主に来年の畑の肥料にしたり、冬場の畑の霜よけとかに利用するようです。茨城県は刈り取った稲をコンバインで脱穀せず、「オダ架け」と言って稲架に架けて天日で干す方法は殆ど見られなくなりました。この方法は昔から行われてきましたが、現在の機械化された農業には適さず、コンバインであっという間に刈り取ってしまいます。

| 15:52 | 投稿者 : ushiku |
美しい人工林

 

高齢化と安価な輸入木材の流入によって、放置林が急増しています。放置林はいずれ「荒廃林」になって、環境破壊につながります。杉林は「人口林」と呼び、人の手が加わった山ですから、最後まで面倒を見なければなりません。写真は牛久自然観察の森周辺の緑の保全区と呼ばれる民有林です。適度な間伐が行われていて、林床まで光が届いています。林床に光が届くと、植物が芽生え、生態系が維持されます。ヤマと呼ばれる森は、原生林(白神山地等)手つかずの森。自然林(雑木林と呼ばれ、人の手が入り、薪炭で収益を出していた森、放置すると遷移が進み、自然林に戻る)。人工林(杉林等、放置することで荒廃)。というような森があります。この中で、自然林と呼ばれ、雑木林とか平地林とも呼ばれる環境は、長い時代、この環境を維持した結果、この環境を「二次自然」と呼び、その環境でしか生育できない小動物や植物の「食物連鎖」が確立されており、放置することで食物連鎖が崩れ、二次自然の崩壊につながります。自然林も人工林も、放置することで自然生態系に大きな影響を及ぼすことになります。放置しない、放置できない仕組み考えなければなりませんね。

| 18:54 | 投稿者 : ushiku |